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変形性膝関節症の治療は運動療法だけでも改善

膝の痛みを抱える高齢者は少なくありません。多くの場合、膝の軟骨がすり減っておこる「変形性膝関節症」が原因。変形性膝関節症の患者は推計800万人以上といわれます。そんな変形性膝関節症の治療は運動療法が基本。変形性膝関節症の治療は運動療法だけでも十分改善します。



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変形性膝関節症の治療は運動療法だけでも改善


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変形性膝関節症で電気治療を受けた

65歳の男性の右膝が痛むようになったのは10年前。週末のトレッキングが楽しみでしたが、通勤以外はほとんど出歩かなくなってしまいました。整形外科のクリニックで診察を受けると、変形性膝関節症という診断。変形性膝関節症は、年齢とともに膝の軟骨がすり減って炎症や痛みがおこることが原因です。

最初は立ち上がったり動き出したりするときに、ひざがややこわばったように感じました。次第に痛みが強くなってくるとひざの内側に力がかかり、O脚に変形してくるのです。

男性は変形性膝関節症の電気治療を受け、痛み止めの薬と湿布を4か月間使い続けました。しかし、変形性膝関節症の症状は改善しません。そこで、知人の紹介で大学病院を受診することにしました。


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変形性膝関節症の治療は運動療法

立った状態で撮影したひざのX線画像で見ると、健常な人は軟骨の厚さが5~6mmあるもの。この男性の右ひざの軟骨は約4mmでした。ややO脚に変形も進んでいたのです。

そこで勧められた変形性膝関節症の治療法が、太ももを鍛える運動療法になります。ひざを支える太ももの筋肉を鍛えると、ひざへの負担が減り、痛みが改善。それとともに軟骨の維持にもつながるのです。変形性膝関節症の治療の中心に位置づけられています。

男性は変形性膝関節症の運動療法を毎朝と夜、続けました。すると3か月ほどで、右ひざの痛みがなくなり、足をかばうことなく歩けるようになったのです。動き出す時にこわばった右足も動きやすくなりました。現在では山歩きも再開しているほど。それでも、変形性膝関節症の運動療法はいまも続けています。

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