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更年期/介護/相続…40代からの新常識

あまり苦労が報われない「義理の親の介護」

高齢者の介護には苦労がつきもの。しかし、それが遺産分割で報われることは少ないのが現実です。介護の当事者でなかった相続人の理解を得るのが難しいのがひとつ。そして、親族は互いに助け合って暮らすという民法上の義務もあることもあります。



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生前対策が難しく、家裁の判断も厳しいなら、遺産分割協議の相手方となる共同相続人と良好な人間関係を築いておくことが重要になります。

長男の嫁として義理の親を介護する場合、日ごろから介護状況を報告して、それとなく苦労を印象づけるのを忘れずに。一方で、法事の席順で義理の弟妹を自分より上にするなどの気遣いなどしていれば、遺産分割協議で相手方から寄与分をいい出してもらえる可能性もあります。

一方、共同相続人の理解を得られず、相続で理不尽な思いをするかもしれません。複雑な感情を抑えて平穏な日々を取り戻すにはどうすればよいのでしょうか。その人の周りに話を聞いてサポートしてくれる人がいることが重要と専門医は指摘します。

「外食も旅行もせずにがんばっていたよね。ずっと見ていたよ」…同居していた義理の母の相続で、寄与分がまったく認められなかった東京都内在住の60歳の主婦は、35歳の長男のねぎらいの言葉で立ち直ることができました。

介護事業者と違って、親族による介護は経済取引ではなく、寄与分は苦労に報いる手段のひとつでしかありません。介護を相続トラブルの火種にしないためには、お互いの気持ちを思いやる親族関係を築いていくことが欠かせません。

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